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10:00〜12:00@アーバンテックホール

基調講演:
「かたちのないかたちをつくる・アナキテクチャ」(仮)

すべての工学, 技術は, 常に二つの方向性に逸れ, 裂かれ続けているように思えます. 一つは, それ自身が目的化し, 何かを支配する制度へと. もう一つは, 日常をいきいきと生きるための道具へと.
今, ソフトウェアと呼ばれているものもその一つです.
タイトルにつけた (仮) は, 「仮のタイトル」という意味ではなく, 今日お話しすることが, 一つの仮説, 検証不可能な思弁 (speculation) であるという意味です.
今から 30 年前, 50 年前に「ソフトウェア」が何を夢見ていたか.
30 年後, 50 年後の我々が「かつてソフトウェアと呼ばれていた何か」がその 30 年前, 50 年前に何を夢見ていたかを, どう語るのだろうかを, 今の我々として想像したい.
自由思想家 (free thinker) というよりは, ひとりの自由沈想家 (free sinker) として.

やまだまさき (自由沈想家)

 

13:00〜17:00 @Room A-0471

HI(人間の思考)とAI(人工知能)

知働化研究会では、2週間に1回の頻度でリモート懇談(通称缶詰会)を行い、各自の自由研究を進めています。2019年12月〜2025年9月の期間で、約130回の会合を行いました。このトラックでは、各自の自由研究について、人間の思考と人工知能の観点からの検討状況について披露し、トラック参加者の方々と議論したいと思います。
 

[A0] 13:00〜

知働化研究のあゆみとトラック趣旨

大槻 繁(株式会社一(いち) 代表取締役)、Aトラック全体司会進行

人働説から知働説へのパラダイムシフトを解説し、このトラックの論点を提示。
 

[A1] 13:10〜

「心の哲学」による人間中心のAIアプリケーション設計の視座

野村 一行(個人)

なぜ哲学が人間中心のAI設計に不可欠なのか?「意識」や「理解」などをキーワードに、「心の哲学」の知見をAIアプリケーション設計に活かすための視座を提示します。
「意識」と「理解」というキーワードを選んだのは、以下の理由からです。
「意識」について
AIは人間のような主観的な意識(クオリア)を持たないことを前提にして、「AIは意識を持たない」という哲学的な出発点こそが、「だからこそ人間が中心となり、AIを適切に監督・設計する必要がある」という人間中心のAIという考え方の論拠となると考えています。
「理解」について
ジョン・サールの「中国語の部屋」の思考実験が示すように、AIは記号を処理しているだけで、人間のように意味を理解しているわけではありません。この「AIは真に理解しているわけではない」という考察が、「だからこそAIの判断プロセスを人間が理解できる形にする『説明可能なAI(XAI)』が不可欠だ」という議論に導かれると考えています。
⇒参照:https://note.com/carl
「道具から協働者へ:System 0で組み直す人×AIの思考プロセス」
 

[A2] 14:10〜

おもてなし

塩田 英二(IPA 専門委員)

サービスとしての 「おもてなし」は 初めて会った人にも同様に行えるよう感じました。
皆さんはどう考えますか?
茶道での 「おもてなし」は 不特定多数へのではなく 特定個人へのもの だと 私は考えます。
最高の体験をしてもらえるように するだけで 代わりにしてしまったら 2度と体験することはできなくなってしまいます。
千利休が生きた時代は信長・秀吉が活躍した戦国時代で 公家だけでなく 武家にも認められるようになったと思います。
その流れで「心理的安全性」も考慮されていたと考えました。
 

[A3] 14:30〜

AIと共に思考して、人と人が共創していくには

一ノ関 陽介(株式会社 Goldratt Japan)

(まだ検討中ですが、TOCの思考ツールに「思考プロセス」というものがあり、その考え方と活用事例を紹介しようと思います。
というのも、AIと会話していると思考を論理立てて言葉で伝えられるかどうかでAIから引き出せるアウトプットの質とスピードが大きく変わるなぁ、、と思わされます。
思考プロセス自体は20年以上前からあるものですが、AI活用時代こそ必要では感じている次第です)
 

14:50〜

(A1)〜(A3)に関する討論:(仮)AI利用の取り組みについて

 

[A4]15:20〜

AIが切り開く新しいアーキテクチャ設計論

萩原 正義(Exscale CTO)

「個や集団の意図や意味をどのように社会に反映させるか」をアーキテクチャ論で解説する。
討論のテーマとして、
   -個から社会への文脈の反映
   -ミームを前提とした進化アーキテクチャ
   -sociotechnoogy設計論
   -AIの意味フレーム問題をアーキテクチャ設計でどのように解決するか
 

[A5]16:20〜

知働化時代の思考の技法

大槻 繁

知働化の時代の哲学(新実在論)と、デザイン、システム、ソフトウェア学の新たなアプローチ、「目的ファースト」「抽象化」「コミュニケーション」といった核心概念の紹介。

⇒資料 A5_TH_Paradigm.pdf

 

16:40〜

(A4)〜(A5)に関する討論:(仮)AIパラダイムのゆくえ

13:00〜17:00 @Room A-0473

かたちのないかたちをゆるめるめたに

トラックリーダー: 濱 勝巳(株式会社アッズーリ 代表取締役)
パネリスト: 山田 正樹(有限会社メタボリックス)
       本橋 正成(『ゆるイズムの夜明け』著者/思想家)

私たちは、日々“かたち”に囲まれて生きています。
社会のルール、組織の構造、技術の設計、思考の枠組み、言葉の選び方──
けれど、それらは本当に私たち自身のものなのでしょうか?
あるいは、誰かが決めた“かたち”に、知らず知らずのうちに沿わされてはいないでしょうか?
 
このセッションでは、「かたちのないかたちをゆるめる」というテーマを起点に、
既存の構造や形式の“かたさ”を問い直し、
あらためて思考や表現の自由の可能性を探ります。
 
“めたに”とは、メタ(meta)=視点をずらす/上げるという意図と同時に、
「○○のために(タメに)」という言葉遊びを含む、緩やかで多層的な挑発です。
哲学、テクノロジー、モデリング、ゆるさ、構造、そして存在。
それぞれ異なる立場から問いと実践を積み重ねてきた登壇者たちが交差し、
“決まった思考”からの脱却と、“ゆるめること”による構造的な再起動をめざします。

 

13:00〜17:00 @Room A-0475

(仮)人財と経営

上田 雅美(株式会社アネゴ企画)

 

13:00〜17:00 @Room A-0477

(仮)REBoK(要求工学など)

位野木 万里(工学院大学)

2025年度の当日のトラックDですが,REBOKシリーズ5(2025年12月刊行予定)
AIを活用した要求工学知識体系の実践 について当方から紹介し,他の著者に1,2名(都合がつく方)に登壇してもらう予定で調整中です.
また,後半はその中の技術の利用・体験するためのワークショップをする予定です.

学生も参加すると思うので,部屋が狭くなりますので,23Fと併用してオンライ
ンで実施する予定です.
 

12:00〜18:00 @Room Room Aの廊下

ポスター

位野木研究室の学生さん方